UBEグループにおける機械事業の中核会社・ＵＢＥマシナリー株式会社（社長：宮内浩典、本社：山口県宇部市、以下「ＵＢＥマシナリー」）はこのほど、電気自動車（BEV）等の車体構造部品をアルミニウム合金で一体成形するダイカスト技術「ギガキャスト」に対応したダイカストマシンを開発・上市しました。国内で開発・上市されたダイカストマシンとしては最大となる型締力9,000トンになります。

また、型締力9,000トンのダイカストマシンを「UH9000」として標準ラインナップに加えました。今後もギガキャスト用超大型ダイカストマシンの提供を通じて、自動車産業におけるモノづくりの変革に貢献していきます。

UH9000ダイカストマシンの外観（イメージ図）

「ダイカストマシン」とは

高温で熱せられ溶融した軽合金を金型内に充填することによって自動車のエンジン部品などの金属製品を生産する技術が「ダイカスト」であり、これを実現する機械が、ダイカストマシンです。 ＵＢＥマシナリーは、1962年に1号機を製造して以来、常にダイカスト技術の革新に取り組み、時代のニーズに合致したダイカストマシンを開発しています。

「ギガキャスト」とは

大型のダイカストマシンを用い、従来複数の部品から構成されていた自動車の車体構造部品を、一つの部品として一体成形する技術です。これにより部品点数や製造工程の大幅な削減が可能となります。

ＵＢＥマシナリーの概要