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ペルセウスプロテオミクスとUBE、抗体薬物複合体(ADC)に関する共同研究契約を締結

2024/10/21 ニュースリリース

株式会社ペルセウスプロテオミクス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:横川拓哉、以下「ペルセウスプロテオミクス」)とUBE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:泉原雅人、以下「UBE」)は、このたび抗体薬物複合体(ADC)*1 に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。

抗体医薬品の創薬を目指すペルセウスプロテオミクスと、抗体に結合させる薬剤及びリンカー*2 に強みを持つUBEは、現在ADCであるPPMX-T004の研究開発を共同で行っております。このたび、PPMX-T004にとどまらず、薬効及び毒性を指標として、抗体及び薬剤/リンカーの組合せを創薬標的毎に最適化する両社のADC技術を活用して、それぞれが保有する研究テーマや、アカデミア等の有する様々な外部の創薬シーズに対しても幅広く共同でADCの探索研究を進めることとしました。

本契約締結がペルセウスプロテオミクス及びUBEの2025年3月期業績に与える影響は軽微ですが、中長期的に事業拡大に資するものと考えております。

  1. 抗体薬物複合体(ADC):ADCは、強い細胞障害作用を持つ薬物を抗体に結合させることで、対象となるがん細胞へ薬物を選択的に集積させ、がんを効率的に殺傷するため、高い薬効が期待されています。
  2. リンカー:抗体と薬物とを結合させる、ADCの構成要素の一つです。抗体への薬物の付加数や位置を制御するほか、いつ、どのように薬物を放出するかも制御します。

株式会社ペルセウスプロテオミクスについて

2001年2月に創業した、抗体医薬品の創薬を目指す東大発のバイオベンチャーです。多様性の高いライブラリとスクリーニング技術を用いたファージディスプレイ法や、伝統的なハイブリドーマ法、シングルセルクローニング技術を活用し、がん領域を中心とした抗体医薬品の開発を行っています。現在のパイプラインはPPMX-T002、PPMX-T003、PPMX-T004の3つ。
https://www.ppmx.com/

UBE株式会社について

UBEの医薬事業は、スペシャリティ化学を志向するUBEグループにおいて、ライフサイエンス分野の中核事業となるべく、創薬研究事業においては従来の低分子医薬品の他、ADC(抗体薬物複合体)などの高付加価値創薬に挑戦しております。また、CDMO事業では既存の低分子医薬品分野を拡充すると共に、核酸医薬品等の新規モダリティの製造技術獲得などを通じて、人々の生命・健康を守る手段を提供してまいります。
https://www.ube.com

お問い合わせ先

株式会社ペルセウスプロテオミクス 管理部
TEL:03-6264-8224  E-mail:ir@ppmx.com

UBE株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL:03-5419-6110 E-mail:contact_pr@ube.com