ＵＢＥ株式会社（社長：泉原雅人、本社：東京都港区、以下「ＵＢＥ」）は、ＵＢＥマシナリー株式会社（社長：宮内浩典、本社：山口県宇部市、出資：ＵＢＥ100%、以下「UMC」）の子会社で製鋼事業を営む株式会社宇部スチール（社長：山根久雄、本社：山口県宇部市、出資：UMC100%、以下「宇部スチール」）の経営権を、丸紅株式会社が100%出資するアイ・シグマ・キャピタル株式会社（社長：日野広隆、本社：東京都千代田区、以下「アイ・シグマ・キャピタル」）へ譲渡することを決定しました。宇部スチールは、新しい経営体制のもとで、一層の成長を図ってまいります。
なお、ＵＢＥは、本経営権譲渡にあたりアイ・シグマ・キャピタルが設立し宇部スチールの全ての株式を保有する特別目的会社（SPC）に対して15.75%を出資します。残る株式84.25%はアイ・シグマ・キャピタルが管理・運営するアイ・シグマ事業支援ファンド4号投資事業有限責任組合が出資します。

本件の目的

宇部スチールは、普通鋼電炉メーカーとして製鋼事業及び鋳造事業を行っています。国内の鉄鋼需要の減少が見込まれる一方で、電気炉はカーボンニュートラルに資する製鋼法として認知されており、今後、製鋼業界は事業構造が大きく変化していくことが予想されます。このような事業環境を踏まえて、資本提携を含む経営戦略を広く検討してきた結果、このたびアイ・シグマ・キャピタルに宇部スチールの経営権を譲渡することといたしました。宇部スチールは、これまで培ってきた事業基盤に、アイ・シグマ・キャピタル並びにその親会社である丸紅株式会社が有する広範な国内外のネットワーク、経営ノウハウを有機的に結合させることで、販路の拡大、物流・調達の効率化を進め、企業価値の向上に努めてまいります。

出資イメージ

＜宇部スチール概要＞
宇部スチールは、1914年（大正３年）匿名組合宇部新川鉄工所の一事業所として創業。現在は、建設業界や自動車業界向けに特殊鋼や一般鋼など鉄鋼用のビレットを製造する製鋼事業、自動車業界や産業機械業界、インフラ業界向けに鋳鋼及び鋳鉄を製造する鋳造事業並びにリサイクル事業を展開。

＜アイ・シグマ・キャピタル株式会社（適格機関投資家等特例業者）概要＞

＜アイ・シグマ事業支援ファンド4号投資事業有限責任組合概要＞