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「アビガン®錠」の中間体供給について

2020/04/22 ニュースリリース

宇部興産株式会社(社長:泉原雅人、以下「宇部興産」)は、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内の医薬品工場において、富士フイルム富山化学株式会社(社長:岡田淳二)が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」(一般名 ファビピラビル、以下「アビガン」)の原薬主骨格を成す重要な中間体の製造及び供給を開始致します。

「アビガン」は現在世界で蔓延する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する効果が期待されており、日本国政府も本剤の治験及び承認手続きの早期推進と、日本国内における生産体制の構築を進めています。
宇部興産はグローバルに医薬品の原体・中間体製造を展開しており、抗インフルエンザウイルス薬としての「アビガン」中間体の製造と供給に実績を有しています。この度、サプライチェーン各社と協力することで、今般の新型コロナウイルス感染症を罹患された方々へのより早期の「アビガン」提供に貢献できるよう、現在緊急製造開始に向けて準備を進めております。

宇部興産は創業の精神である「共存同栄」の観点にたち、この要請に応え、社会に対する企業使命を果たしてまいります。

宇部興産の医薬事業について

宇部興産は、化学を中心に、建設資材、機械の各分野でも事業を展開しています。医薬事業は、人々の健康増進に貢献することを目指しており、医薬の発展に寄与すべく、「自主および共同研究プロジェクトによる創薬研究」と「原薬・中間体の製造と供給」の両輪を通じて、新薬のシーズの創出と原薬・中間体のニーズの対応に引き続き努めてまいります。

20200422_01.jpgアビガンの中間体等を製造する宇部興産医薬品工場

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