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泉原雅人社長 2020年度入社式挨拶(要旨)

2020/04/01 ニュースリリース

皆さん、宇部興産への入社、おめでとうございます。
本日、ここに127名の新入社員の皆さんを迎えることができましたことを、大変嬉しく思います。

当社は120年を超える歴史を持つ会社です。石炭の採掘事業から始まり、「限りある資源を、技術革新によって無限に発展できる工業に活かそう」と、機械・セメント・化学事業へと業容を拡大してきました。この発展を、会社のみならず、全てのステイクホルダーと共有していきたいという想い、これが当社の創業の精神である「有限の鉱業から無限の工業へ」であり、「共存同栄」です。
我々はこれらの精神をDNAとして受け継ぎ、これからも常に時代の要請に応じ、新たな事業に取り組みながら、変化に挑戦する風土を今後も大切にしていきたいと思っています。

今年の2月にセメント事業等を三菱マテリアル社と統合する検討を開始する旨を発表いたしましたが、これも大きな「変化への挑戦」です。セメント事業を将来に亘って持続的に発展させるためには、製造部門も一体化し、収益基盤の更なる強化を図ることが不可欠です。これによりUBEグループの経営体制は大幅変更することになります。大きなチャレンジといえますが、グループで働く全ての人にとってもプラスになると確信しています。

昨今のコロナウイルスの世界的な感染拡大により、今後の世界経済への影響は過去に例のないものになる見込みです。また経済面のみならず、働き方や行動様式、社会のあり方全般にもその影響を及ぼし、コロナショック後の世界は今までと大きく変容したものになるかもしれません。
しかしながら、このように混沌とした、変化の激しい時代であるからこそ、皆さんには落ち着いて、まずは社会人としての生活に慣れ、足下の環境に着実に対応していただきたい。その一方で将来を見据え、常に自己を見つめ直しながら、自ら積極的に変化へ挑戦してください。

我々は「モノづくり」の企業です。「安全はすべてに優先する」という認識の下、労働災害や設備・環境事故を起こさないことが事業の大前提です。今後、製造に直接関わる人はもとより、開発や営業、管理業務に携わる人も、しっかり胸に刻み、心身ともに健康で、安全に会社生活を送っていくことをお願いしたいと思います。

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