医薬/
化学メーカーが挑む創薬と医療の未来
化学メーカーが挑む創薬と医療の未来
化学の力で、新たな治療の選択肢をひらく。
UBE㈱ 創薬研究担当
CDMO営業担当
CDMO開発担当
CDMO営業担当
CDMO開発担当
※肩書・担当は掲載当時のものです

製品が市場に出るまでの
私たちのチャレンジ
アンメット・メディカル・ニーズに挑む
創薬研究と原薬製造の両輪で、未解決の医療課題を切り拓く
アンメット・メディカル・ニーズに挑む
創薬研究と原薬製造の両輪で、
未解決の医療課題を切り拓く
医療技術が進歩した現在でも、有効な治療法が見つかっていない病気や、十分な治療効果が得られていない疾患は数多く存在します。こうした「満たされていない医療ニーズ」は、アンメット・メディカル・ニーズと呼ばれています。
UBEも「病気に苦しむ人々に新たな治療の選択肢を届けたい」という思いのもと、約50年にわたり創薬研究を続けてきました。創薬の成功確率は極めて低く、新薬の実用化まで10年以上かかることも珍しくありません。それでも挑戦を続け、これまでに製薬会社との共同開発医薬品として、「タリオン®(抗アレルギー薬)」「カルブロック®(血圧降下剤)」「エフィエント®(抗血小板剤)」「エイベリス®(緑内障・高眼圧症治療薬)」の4剤の新薬上市を果たしています。
しかし、新薬は研究室で生まれるだけでは患者のもとへ届きません。医薬品研究開発は、薬の候補を見つける創薬研究、ヒトでの有効性や安全性を確認する開発試験、製造方法の確立&開発用原薬製造、製剤製造、承認申請などといった長く多岐にわたるプロセスを経て初めて実現します。
その中でUBEが特徴としているのが、「創薬研究」と「CDMO(医薬品開発製造受託)※」の両輪を持つことです。
※製薬会社から原薬の開発や製造を請け負う事業
創薬研究事業では医薬品の有効成分候補となる化合物を探索し、新たな治療法の可能性を追求。一方のCDMO事業では、医薬品の有効成分である原薬の製造プロセスの開発および製造を担うとともに、他社からの受託製造にも対応。つまり、「薬の種を見出す創薬研究の力」と「たしかな品質で製造する力」の両方を持っているのです。
さらにCDMO営業部門は顧客と開発・製造現場をつなぐ役割を担っています。創薬研究者、製造技術者、営業担当者が連携し、医薬品開発を支えています。
UBEも「病気に苦しむ人々に新たな治療の選択肢を届けたい」という思いのもと、約50年にわたり創薬研究を続けてきました。創薬の成功確率は極めて低く、新薬の実用化まで10年以上かかることも珍しくありません。それでも挑戦を続け、これまでに製薬会社との共同開発医薬品として、「タリオン®(抗アレルギー薬)」「カルブロック®(血圧降下剤)」「エフィエント®(抗血小板剤)」「エイベリス®(緑内障・高眼圧症治療薬)」の4剤の新薬上市を果たしています。
しかし、新薬は研究室で生まれるだけでは患者のもとへ届きません。医薬品研究開発は、薬の候補を見つける創薬研究、ヒトでの有効性や安全性を確認する開発試験、製造方法の確立&開発用原薬製造、製剤製造、承認申請などといった長く多岐にわたるプロセスを経て初めて実現します。
その中でUBEが特徴としているのが、「創薬研究」と「CDMO(医薬品開発製造受託)※」の両輪を持つことです。
※製薬会社から原薬の開発や製造を請け負う事業
創薬研究事業では医薬品の有効成分候補となる化合物を探索し、新たな治療法の可能性を追求。一方のCDMO事業では、医薬品の有効成分である原薬の製造プロセスの開発および製造を担うとともに、他社からの受託製造にも対応。つまり、「薬の種を見出す創薬研究の力」と「たしかな品質で製造する力」の両方を持っているのです。
さらにCDMO営業部門は顧客と開発・製造現場をつなぐ役割を担っています。創薬研究者、製造技術者、営業担当者が連携し、医薬品開発を支えています。
なぜ化学メーカーのUBEが 医薬を手がけるのか?
UBEの医薬事業のルーツは、当社が長年培ってきた有機化学技術にあります。
もともと石炭化学や肥料、農薬、機能性化学品などを手がける中で、多種多様な有機化合物を生み出してきました。1970年代頃、保有していた有機化合物群を医薬品の「種」として活用できないかというお問い合わせをきっかけに、製薬メーカーとの共同研究が進み、1980年代には社内に医薬研究グループが設けられました。
創薬研究では、病気に効く可能性のある有機化合物の種を見つけ、その形を少しずつ変えながら薬効や安全性を高めていきます。この過程で欠かせないのが、化合物を分子レベルで設計し、設計した化合物を創り出せる有機合成技術です。
創薬研究を「病気に合う鍵を探す仕事」とするなら、有機合成はその鍵を実際に形にする技術と言えます。
UBEは化学事業を通じて、この技術を磨き続け、その蓄積を低分子創薬へと発展させてきました。
つまり、UBEにとって医薬事業はまったく新しい挑戦ではありません。化学メーカーとして培ってきた技術を、人々の健康という新たな価値へつなげる挑戦なのです。
もともと石炭化学や肥料、農薬、機能性化学品などを手がける中で、多種多様な有機化合物を生み出してきました。1970年代頃、保有していた有機化合物群を医薬品の「種」として活用できないかというお問い合わせをきっかけに、製薬メーカーとの共同研究が進み、1980年代には社内に医薬研究グループが設けられました。
創薬研究では、病気に効く可能性のある有機化合物の種を見つけ、その形を少しずつ変えながら薬効や安全性を高めていきます。この過程で欠かせないのが、化合物を分子レベルで設計し、設計した化合物を創り出せる有機合成技術です。
創薬研究を「病気に合う鍵を探す仕事」とするなら、有機合成はその鍵を実際に形にする技術と言えます。
UBEは化学事業を通じて、この技術を磨き続け、その蓄積を低分子創薬へと発展させてきました。
つまり、UBEにとって医薬事業はまったく新しい挑戦ではありません。化学メーカーとして培ってきた技術を、人々の健康という新たな価値へつなげる挑戦なのです。

テクニカル・ハードルへの
私たちのチャレンジ
創薬は「一社完結」から「共創」へ 創薬エコシステムの中で発揮されるUBEの強み
創薬は「一社完結」から「共創」へ
創薬エコシステムの中で
発揮されるUBEの強み
新薬開発の世界では、今、大きな変化が起きています。
かつては製薬メーカーが創薬研究から開発、製造、販売までを一貫して担うのが一般的でした。しかし現在は、大学やベンチャー企業、CDMOなどがそれぞれの強みを生かして連携する「創薬エコシステム」が主流になりつつあります。医薬品が複雑化し、専門性が高度化する中、分業によって、その効率と成功確率を高められるからです。その中でUBEは、創薬研究と原薬製造の両方を担える存在として独自の価値を発揮しています。
近年、注目されるAI創薬も、創薬エコシステムの一翼です。AIは膨大なデータを解析し、有望な創薬ターゲットや化合物候補を効率的に見つけ出します。ただし、その候補を実際に合成し、評価するには高度な有機合成技術や実績に裏打ちされた創薬ノウハウが欠かせません。
UBEはAI創薬企業との協業を進めながら、自社の強みである有機合成技術や低分子創薬技術を生かして研究開発の可能性を広げています。AIによる予測と研究者の知見を組み合わせることで、これまで以上に創薬研究の効率化が期待されています。
新薬を一日も早く患者のもとへ届けるためにも、パートナーとの連携は、今や創薬に欠かせない重要な戦略となっているのです。
かつては製薬メーカーが創薬研究から開発、製造、販売までを一貫して担うのが一般的でした。しかし現在は、大学やベンチャー企業、CDMOなどがそれぞれの強みを生かして連携する「創薬エコシステム」が主流になりつつあります。医薬品が複雑化し、専門性が高度化する中、分業によって、その効率と成功確率を高められるからです。その中でUBEは、創薬研究と原薬製造の両方を担える存在として独自の価値を発揮しています。
近年、注目されるAI創薬も、創薬エコシステムの一翼です。AIは膨大なデータを解析し、有望な創薬ターゲットや化合物候補を効率的に見つけ出します。ただし、その候補を実際に合成し、評価するには高度な有機合成技術や実績に裏打ちされた創薬ノウハウが欠かせません。
UBEはAI創薬企業との協業を進めながら、自社の強みである有機合成技術や低分子創薬技術を生かして研究開発の可能性を広げています。AIによる予測と研究者の知見を組み合わせることで、これまで以上に創薬研究の効率化が期待されています。
新薬を一日も早く患者のもとへ届けるためにも、パートナーとの連携は、今や創薬に欠かせない重要な戦略となっているのです。
薬をつくるのは、なぜ難しいのか? CDMOが支える医薬品ものづくり
医薬品は、候補化合物が見つかっただけでは完成しません。患者に届けるためには、同じ品質のものを安定して製造できる技術が必要です。
実はここに大きな壁があるのです。
たとえば、量産化を目指して工場で製造すると、ラボ実験では再現が難しい攪拌状態や伝熱などのわずかな条件の違いにより、品質や取得量に影響することがあります。また、製造過程において目的物以外の物質(副生物)が副生することから、高純度の医薬品原薬を取得するためには、そのような副生物を厳しく管理し、再現良く除去しなければなりません。
加えて、医薬品製造にはGMP(医薬品製造品質管理基準)をはじめとする厳格な規制があります。原料の受け入れから製造、分析、出荷まで、すべての工程で品質を保証する仕組みが求められます。
患者が手にする一錠の薬の裏側には、こうした技術と品質管理の積み重ねがあるのです。
実はここに大きな壁があるのです。
たとえば、量産化を目指して工場で製造すると、ラボ実験では再現が難しい攪拌状態や伝熱などのわずかな条件の違いにより、品質や取得量に影響することがあります。また、製造過程において目的物以外の物質(副生物)が副生することから、高純度の医薬品原薬を取得するためには、そのような副生物を厳しく管理し、再現良く除去しなければなりません。
加えて、医薬品製造にはGMP(医薬品製造品質管理基準)をはじめとする厳格な規制があります。原料の受け入れから製造、分析、出荷まで、すべての工程で品質を保証する仕組みが求められます。
患者が手にする一錠の薬の裏側には、こうした技術と品質管理の積み重ねがあるのです。

医薬が
拓く未来への
私たちのチャレンジ
日常に「安心」を、未来に「健康」を
日常に「安心」を、 未来に「健康」を
新薬を生み出すこと。そして、その薬を必要とする患者へ確実に届けること。その使命を強く実感した出来事の一つが、新型コロナウイルス感染症の拡大でした。
感染拡大が続く中、UBEは経済産業省から要請を受け、抗ウイルス薬「アビガン®錠」の中間体受託製造に取り組みました。通常なら長時間を要する製造体制の構築を、わずか2~3ヶ月で進めるという難題でしたが、関係者が一丸となって対応し、生産体制を整備。社会的危機の中で医薬品供給を支える重要な役割を果たしました。
この経験は、医薬事業が社会インフラの一部であることをあらためて認識する機会になりました。
さらに現在、医薬品研究開発は大きな転換期を迎えています。ADC(抗体薬物複合体)をはじめ、核酸医薬や細胞治療など、新たな治療法が次々登場し、UBEもこうした分野に取り組んでいます。
患者が求める治療法は時代とともに変化し、それを支える技術も進化しています。低分子創薬で培った有機合成技術、創薬研究とCDMOの両輪で蓄積した知見、そして共創による新たな可能性・・・・・・化学の力を起点に未来の医療を支える挑戦は、これからも続いていきます。
感染拡大が続く中、UBEは経済産業省から要請を受け、抗ウイルス薬「アビガン®錠」の中間体受託製造に取り組みました。通常なら長時間を要する製造体制の構築を、わずか2~3ヶ月で進めるという難題でしたが、関係者が一丸となって対応し、生産体制を整備。社会的危機の中で医薬品供給を支える重要な役割を果たしました。
この経験は、医薬事業が社会インフラの一部であることをあらためて認識する機会になりました。
さらに現在、医薬品研究開発は大きな転換期を迎えています。ADC(抗体薬物複合体)をはじめ、核酸医薬や細胞治療など、新たな治療法が次々登場し、UBEもこうした分野に取り組んでいます。
患者が求める治療法は時代とともに変化し、それを支える技術も進化しています。低分子創薬で培った有機合成技術、創薬研究とCDMOの両輪で蓄積した知見、そして共創による新たな可能性・・・・・・化学の力を起点に未来の医療を支える挑戦は、これからも続いていきます。
未来の医療を支える、 次の一歩
UBEが医薬事業を通じて目指しているのは、単に新しい薬を開発することだけではありません。
現在の治療薬にも、「副作用を減らしたい」「服薬回数を減らしたい」といった改善の余地があります。
たとえば1日3回服用していた薬が1週間に1回で済むようになる。より少ない量で同じ効果を発揮できるようになる。こうした進歩もまた、患者にとって大きな価値であり、アンメット・メディカル・ニーズの解決につながります。
UBEは創薬研究とCDMOの両輪を通じて、高活性化合物の取り扱いや品質管理に関する知見を蓄積してきました。その技術は医薬品製造にとどまらず、ライフサイエンスや高機能材料など、ライフ・ソリューション分野への応用も期待されています。
患者が待つ治療薬を届けたい。
その思いを原点に、UBEはこれからも化学の力を磨き続けます。そして、創薬とものづくりの両面から未来の医療と社会に貢献していきます。
現在の治療薬にも、「副作用を減らしたい」「服薬回数を減らしたい」といった改善の余地があります。
たとえば1日3回服用していた薬が1週間に1回で済むようになる。より少ない量で同じ効果を発揮できるようになる。こうした進歩もまた、患者にとって大きな価値であり、アンメット・メディカル・ニーズの解決につながります。
UBEは創薬研究とCDMOの両輪を通じて、高活性化合物の取り扱いや品質管理に関する知見を蓄積してきました。その技術は医薬品製造にとどまらず、ライフサイエンスや高機能材料など、ライフ・ソリューション分野への応用も期待されています。
患者が待つ治療薬を届けたい。
その思いを原点に、UBEはこれからも化学の力を磨き続けます。そして、創薬とものづくりの両面から未来の医療と社会に貢献していきます。