コラム column
Smart Factory 領域テーマ例(2)
エンジニアの生産性向上
ファイルサーバ、書庫、個人PCに散在している電子ファイル、紙媒体の設備・エンジニアリングに関する図書を廃し、EDMS※上に最新版として管理されているものを唯一の原本として運用する事で、最新版の文書をいつでも活用できるシステムを構築しています。
また、これら技術文書に関連性情報を持たせることで、関連する運転トレンドデータや設備管理データ、運転管理データを素早く参照することも可能としています。
これまで技術者に係る工数のうち約70%を占めていた技術文書やデータを探索する時間を大幅に短縮するとともに、最新情報を確実に利用できる環境を整備することで、ミスの未然防止や労働生産性の向上を図ります。生産性向上により創出した工数は設備の予兆保全やプロセス、装置、工程の改善に充てることで業務を高度化するとともに、Digital HR 領域で定義した「スペシャリティ化を推進する人財像」に基づきリスキルやスキルアップを進めることによって事業拡大に貢献します。
※EDMS(Engineering Document & Data Management System):技術情報管理システム