指針・基本的な考え方
UBEグループ人財マネジメント基本指針
UBEグループは、企業価値の向上と社員の最大の幸福を実現するため、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)を推進し、女性活躍推進、シニア、外国人財の活躍推進、障がい者雇用に取り組み、全従業員に対して働きがいのある職場を提供します。
また、持続的に企業価値を向上させる経営戦略と一体となった人財マネジメント戦略として、スペシャリティ化学を牽引する10人財並びに、自発的なキャリア形成ができる人財の育成を掲げ、イノベーションを創出する企業風土を確立します。
スコープ
UBEグループ(UBE株式会社および連結子会社)を対象とします。なお、人財戦略はUBE株式会社を対象とします。
ゴール
ダイバーシティを充実させることで多様な視点や経験を持つ多様な人財が集まり、その能力が発揮され、組織が活性化しイノベーションを創出する企業風土を確立します。そのために以下を実践します。
- 人財の多様性を重視し、それぞれの個性を尊重します。
- 社員の創造性と自主性を引き出し、モチベーションを高めます。
- すべての社員に、専門能力を磨くための機会を提供します。
- 公正な評価と報酬を目指します。
- 多様な働き方を受容し、働きやすい職場環境の維持、向上を図ります。
コミットメント
2030年までに次の目標を達成します。
- 女性管理職比率:15%、女性社員比率:30%
- 障害者雇用率:3.2%
- 毎年2名以上の外国人採用、外国人管理職:5名以上登用
- 1人当たりの人財投資額:30万円以上
- 1人当たりの研修時間:30時間以上
責任部署・見直し
人事部が統括管理を行います。
本指針は、少なくとも1年以内に1回の定期見直しを実施します。期中に見直しが必要な場合は、人財・人権委員会で審議し、承認を得ます。
スペシャリティ化学の成⻑を推進する人財戦略の基本的な考え方
(1)経営戦略と連動した人財戦略の実践
経営環境が急速に変化する中で、持続的に企業価値を向上させるためには、経営戦略と表裏一体で、その実現を支える⼈財戦略を策定し、実行することが不可欠です。
経営戦略と位置付けるスペシャリティ化学の成⻑を推進するため、グローバルに利益成⻑できる企業グループへの転換を目指し、⼈財戦略をレベル1〜5 の局面に整理して施策を推進します。
現中期経営計期間はレベル2にあたり、⼈財戦略の中核と位置付ける、DXによるキャリアオーナーシップ・マネジメントの構築を進めています。社員は自発的にキャリアを考え、自ら成⻑を実現する風土が必要であり、それを実行するための⼈事制度の構築や改善、環境整備を行っています。

(2)目指す人財像
2022年4月にUBEへと社名変更し、スペシャリティ化学への変⾰が求められる中、社員は会社が「求める⼈材像」になるのではなく、自らが自発的にキャリア形成する意識の醸成が重要となりました。そこで、UBEの成⻑戦略に必要な⼈財像を明確にするため、「目指す⼈財像」を新たに策定しました。
2024年度は「目指す⼈財像」を社員へ浸透させるべく取り組んでいきます。

(3)スペシャリティ化学の成⻑を推進する人財戦略の基本的な考え方
目指す⼈財像を実現する事がスペシャリティ化学の成⻑を推進するための方策であると捉えています。会社と社員の関係は対等であると定義し、社員と会社各々がなすべきことを整理し、施策を設定してその実現を目指しています。
