環境 2. 循環型社会(サーキュラーエコノミー)への貢献

戦略

廃棄される資源等を有効に活用し、資源循環の促進に取り組みます。資源を大切に使用し、循環させる資源循環型の素材・製品・技術を開発・提供します。

目標・計画

サーキュラーエコノミーの実現に資する製品を含む、環境貢献型製品・技術の売上高比率を2030年度までに60%とすることを目標としています。また、自社操業で排出されるプラスチックなどの廃棄物の有効活用を実施し、削減を目指します。

意義

  • 人口増加や経済発展により、資源枯渇や資源供給不安への懸念が高まっており、限られた資源を循環することは安定確保につながります。
  • 大量のプラスチックごみが海洋に滞留するなど、直線的なマテリアルフローによる循環悪化を抑制します。
  • サーキュラーエコノミーの実現とは、現在の直線的マテリアルフローをサーキュラー(循環型)に変革し、廃棄物や使用済み製品を再利用し、価値を生み出す経済体制を確立することです。

2023年度の取り組み

ISCC PLUS認証を取得

ISCC PLUS認証は、持続可能なサプライチェーンを実現し担保するための国際認証です。UBEグループでは、以下のグループ会社において、バイオマスや再生由来等の原料をマスバランス方式※1によって割り当てた、ISCC PLUS認証製品の製造・販売に取り組んでいます。

  • UBE CORPORATION EUROPE S.A.U.
  • UBEエラストマー(株)、本社、千葉工場
  • THAI SYNTHETIC RUBBERS COMPANY LIMITED Rayong Factory
  • 台湾宇部股份有限公司※2
  • ※1マスバランス方式:バイオマス原料や再生由来等の原料と、それ以外の原料が混合される場合に、投入量の割合に応じて製品の一部を「バイオマス原料や再生由来等の原料100%で製造した」とみなす方式で、ISCC PLUSシステムで採用されている。
  • ※2トレーダー認証により、ISCC PLUSで認められるすべての製品の取り扱いが可能。